個人や法人に依頼されて、官公庁に提出する書類やその他の権利義務、または事実関係に関する書類の作成・提出の手続きの代理、関連する書類の作成、手続きの相談に応じるのが行政書士の仕事です。
つまり、個人事業を法人化したい、遺言書を作成したい、雑貨店を開業したい、などの要望を聞き、もっとも適切な方法を提案し、必要であれば官公庁と打ち合わせをした上で書類を作成し、手続きの代理を行います。

資格取得後、行政書士会連合会に登録をすれば、行政書士としての業務ができることになります。
比較的独立しやすい資格ではありますが、さすがに登録後すぐに独立ができるわけではなく、まずは行政書士事務所や法律事務所に勤めながら実務を経験し、様々な案件を経験して腕を磨くことになります。

行政書士は、単に手続きを代行するだけでなく、最近は許認可事項の増加に伴って複雑な案件も多いため、適切な方法をアドバイスして業務を進めるというコンサルタント的な面もあり、それに対応する能力も必要とされます。

行政書士の資格は生涯有効なので、結婚・出産などを機に退職したとしても、その後独立して資格を活かす道があります。
また、行政書士の仕事においては、営業力とともに客対応は重要な要素になります。
複雑な手続きをわかりやすくソフトに説明するという客対応能力も要求され、そういう面では女性に向いた資格といえるでしょう。

行政書士は、試験が難関な資格としても知られています。
合格するにはかなりの勉強が必要とされるため、資格専門学校や通信教育を利用する人も多いようです。
このようなスシステムをうまく利用すれば、短期間での合格も可能です。

 

【受験資格】
特に制限はありません。

【試験日】
11月第二日曜日

【受験地】
全国47都道府県の指定会場

【試験内容】
行政書士の業務「に関し必要な法令等(憲法、行政法、民法、商法及び基礎法学)
行政書士の業務に関する一般知識等

【受験料】
7,000円

【問い合せ先】
財団法人 行政書士試験研究センター