管理栄養士は、栄養学に基づいて、栄養バランスの取れたメニューを考えたり、調理方法の改善や栄養指導を行うのが業務です。
治療食の必要な病院や福祉施設、給食施設のほか、保健所や福祉センターで地域住民の栄養指導も行います。
医療費抑制が国の重要課題となっている現在、予防医療の必要性が叫ばれています。
健康を維持するために食生活は重要で、生活習慣病予防のために管理栄養士の果たす役割は非常に大きく、今後が期待されいる職業です。
食物や食文化についてはもちろんのこと、健康に関心のある人が向いており、結婚や出産にも左右されることがあまりないので、女性に向いた資格・職業であるといえます。
実力があれば、地域の医院や診療所等と契約を結んで、フリーランスとして活動することも可能です。
栄養士になるためには、栄養士養成学校を卒業して国家試験に合格しなければなりません。
最近の合格率は50%を切っているので、きちんとした計画を立てて試験勉強をする必要があります。
【受験資格】
1.修業年限が2年である栄養士養成施設を卒業して栄養士の免許を受けた後、次のアからオまでに掲げる施設において3年以上栄養の指導に従事した者
2.修業年限が3年である栄養士養成施設を卒業して栄養士の免許を受けた後、指定施設において2年以上栄養の指導に従事した者
3.修業年限が4年である栄養士養成施設を卒業して栄養士の免許を受けた後、指定施設において1年以上栄養の指導に従事した者
4.修業年限が4年である管理栄養士養成施設を卒業して栄養士の免許を受けた者
5.修業年限が3年である栄養士養成施設であって、厚生労働大臣が指定したものを卒業して栄養士の免許を受けた者
【試験日】
3月(年1回)
【受験地】
北海道、宮城県、東京都、愛知県、大阪府、岡山県、福岡県、沖縄県
【試験内容】
筆記試験:
社会・環境と健康、人体の構造と機能及び疾病の成り立ち、食べ物と健康、エ基礎栄養学、応用栄養学、栄養教育論、臨床栄養学、公衆栄養学、給食経営管理論
【受験料】
6,800円
【問い合せ先】
社団法人 全国栄養士養成施設協会