教育カウンセラーは、教育に関わるカウンセリングのスペシャリストのことで、NPO法人日本教育カウンセラー協会が認定を行っている資格です。
教育カウンセラーは、生徒や児童個人のカウンセリングだけでなく、育てることや問題の解決を目的として、学級などの集団の成長のサポートも行います。
起きてしまった問題に対処するだけでなく、問題の予防にも尽力します。
進路指導や道徳教育、個人教育プランなどにカウンセリングの発想や技法を活かして、おもしろくてためになる授業など授業の内容・方法について提案なども行います。
現在の資格の取得者としては、保育士、保護士、民生委員、補導員、相談員などが多数を占めており、教育関係者がスキルアップと信用向上のために取得するケースが多いようです。
レベルとしては、初級・中級・上級の3つがあり、各級の概要は次のとおりです。
初級教育カウンセラー:
日常の教育活動に教育カウンセリングの考え方や技術を活用することができる。
中級教育カウンセラー:
学校や職場で、ガイダンス・カウンセリングのリーダーとして活躍できる。
上級教育カウンセラー:
専門性を生かし、研修会等で講師あるいはスーパーバイザーとして他の人の指導にあたることができる。
まずは初級の認定を取得した上で、上位の認定を目指すことになります。
【受験資格】
1.教育カウンセリングに関する実践歴が2年以上。
2.教育カウンセリングに関する各種研修講座参加(研修歴)40時間以上。
3.教育カウンセラー養成講座を受講する。
養成講座の受講については、特に制限はありません。
【試験日】
各都市支部において通年開催。
【受験地】
各都市支部。
【試験内容】
教育カウンセリングの原理・基礎、カウンセリングの理論、教育カウンセリングの方法とスキル(実習を含む)、教育カウンセリングの扱う領域・問題
【受験料】
申請料:10,000円
登録料:20,000円
【問い合せ先】
日本教育カウンセラー協会